1991年 平成3年


    「親の会」 H3年10月1日

     

   第2回  テーマ  病名の告知について



「 親 の 会 」開 催 の お 知 ら せ

 

 この度、私共、順天堂大学の小児癌治療スタッフ(医師、看護婦、

ソーシャルワーカー)は「親の会」を開くことになりました。日頃

お子様方の治療上の様々な問題やそれに派生する家庭的、経済的問

題および学校生活などの集団生活上遭遇する様々な問題について多

くのご苦労をされていることと思います.私どもスタッフはこの様な

問題についてご家族と話し合う機会を持ちたいと考えこの会を企画

いたしました。小児癌の診療に関してはこの様に多くの問題が含ま

れており、トータルケアーが必要であるとされております。この会

は私共スタッフと御家族が日常診療の場では充分に話合えない問題

について自由に語り合い、よりよいトータルケアーを行う事を目的

        とし、今後長くつ図けてゆきたいと考えております。 

         以下に何人かの御家族からお伺いした事を元に私共スタッフが話

        合った問題点をまとめました。    

        (1)子供たちに病気をどう説明するか、ひいては病名告知につなが
           る問題(痛い注射や検査をなぜしなければならないか)
        (2)治療の副作用(感染症、脱毛、ホルモン剤による食欲亢進と
           肥満など)
        (3)集団生活上の問題(友人関係、学校の対応)
        (4)家庭の問題(経済的問題、兄弟の世話と心理的不担)
        (5)その他(サマーキャンプの実施など)

          第1回の「親の会」としては(2)(3)のテーマを中心に話合
         いたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。

           日時 3月7日(水) 午後2時より
           会場 震撼5階第一会議室

                   順天堂大学附属順天堂医院小児科 石本浩市


第1回 子供たちにどのように病気を知らせるか

    そのためにも親たちが病気について知ることから始める

      どういう症状か、 どのような薬を使うのか、どういう副作用があるのか